通常のシャットダウンは、起動処理に必要なメモリーやCPU、デバイスなどの状態をWindows終了時にあらかじめ保存し、次回起動時に高速で起動できるようになっています(高速スタートアップ)。
完全シャットダウンは、上記の情報を保存せずに電源を切り、起動時に再度すべての情報を読み直しするため、起動に時間はかかりますが、Windowが起動できない場合や、起動後にフリーズや動作不良が発生している場合は、改善することがあります。
■Windowsが起動している状態から完全シャットダウンを実施する方法
1. [Windows]ボタンをクリックします。
2. [電源]アイコンをクリックします。
3. 電源メニューが表示されるので、キーボードの[Shift]キーを押したまま[再起動]の項目をクリックします。
4. コンピューターが再起動し、「おまちください」と表示されますので、キーボードからは手を放し、そのまま画面が変わるまで待ちます。
5. 「オプションの選択」画面が表示されるので、[PCの電源を切る]をクリックすると、パソコンが完全シャットダウンされた状態になります。
■Windowsが起動しない状態から完全シャットダウンを実施する方法
1. パソコンの電源が入っている場合は、電源ランプが消灯するまで[電源]ボタンを押し続けて電源を切ります。
[Alt]キーと[F10]キーを押したまま、パソコンの[電源]ボタンを押します。
※パソコンの電源が入ったのちも、キーは押し続けてください。
※「Edit Boot Option」というエラーが表示された場合は、[Enter]キーを押します。
2. 「オプションの選択」画面が表示されるので、[PCの電源を切る]をクリックすると、パソコンが完全シャットダウンされた状態になります。