システムの復元は、不具合が発生した際、自動的もしくは任意で作成されたポイントの時点までシステムの状態を戻すことができる機能です。
Windows 11 では、使用環境により無効になっていることがあるため、ご使用開始前に設定の確認をしていただくことをお勧めいたします。
- 復元ポイントが存在しない場合は「システムの復元」を行うことができません。
- Windowsのシステムの復元を行うと、ハードウェアと Windows のソフトウェア設定が以前の状態に戻されますが、電子メール、ドキュメント、写真などの個人データやファイルには影響しません。
- 不具合状況により、復元が失敗し、OSが起動しなくなる症状や、データが消去されてしまう恐れもありますので、実施前に必ず、データのバックアップを行ってください。
■ システムの復元を有効にする方法
1.画面下部中央の「Windows」マークをクリックし、表示されたメニュー内の「設定」をクリックします。
2.「設定」画面が表示されますので、画面左側の「システム」をクリックして、下までスクロールし、「バージョン情報」をクリックします。
3.「バージョン情報」が表示されましたら、「関連リンク」欄から「システムの保護」をクリックします。
4.「システムのプロパティ」が表示されますので、「システムの保護」タブをクリックし、「保護設定」欄から設定を有効にしたいドライブをクリックして、「構成」をクリックします。
5.「システム保護対象(ドライブ名)」が表示されます。
「設定の復元」欄から「システムの保護を有効にする」をクリックし、「OK」をクリックします。
「システムのプロパティ」画面に戻ったら、選択したドライブの「保護」欄が「有効」になっていることを確認し、「OK」をクリックします。
■ システムの復元をおこなう方法
1.起動しているアプリをすべて終了してから、画面中央の「Windows」マークをクリックして、「検索するには、ここに入力します」をクリックします。
2.検索画面が表示されますので、画面上部の「検索するには、ここに入力します」欄に「コントロールパネル」と入力すると、「最も一致する検索結果」に「コントロールパネル」が表示されますので、クリックします。
3.「コントロールパネル」が表示されますので、「システムとセキュリティ」をクリックします。
4.「セキュリティとメンテナンス」をクリックします。
5.「セキュリティとメンテナンス」が表示されましたら、「回復」をクリックします。
6.「システムの復元を開く」をクリックします。
7.「システム ファイルと設定の復元」画面が表示されますので、「次へ」をクリックします。
8.「選択したイベントの前の状態にコンピューターを復元します。」と表示されますので、復元したい日時の復元ポイントをクリックして選択してから、「次へ」をクリックします。
※「他の復元ポイントを表示する」が表示されている場合は、クリックすると、過去に作成されたほかの復元ポイントの選択がおこなえます。
9.「復元ポイントの確認」と表示されましたら、復元ポイントの時刻や説明を確認し、復元して問題がなければ「完了」ボタンをクリックします。
10.「いったんシステムの復元を開始したら、中断することはできません。続行しますか?」と表示されたら「はい」ボタンをクリックします。
11.システムの復元が開始されますので、完了するまで、そのまましばらく待ちます。
システムの復元が完了するとパソコンが再起動し、「システムの復元は正常に完了しました。」と表示されたら「閉じる」ボタンをクリックします。