"OSが起動しない"、"バッテリーが充電されない"などの症状の場合、原因の一つとして過放電(バッテリー電力が完全に無くなった状態)による場合があります。
過放電は、故障ではなくバッテリー切れになりますので、正しく充電するだけで、簡単に解消できます。
以下のトラブルシューティングを行う事で、端末ご利用機会の損失、修理手配など等に割く時間や労力を削減できます。
故障や障害の切り分けにもなりますので、是非ご活用ください。
トラブルシューティング前の注意点
・充電する際、必ず製品に付属している純正ACアダプターをご利用ください。
他社製品、類似品をご利用の場合、正常に通電、充電せず、過放電の要因になります。 継続して利用しても症状は解消しないだけでなく、故障の要因にもなり、保証対象外になります。
・ACコードの接続は、保管庫やOAタップ等のタコ足配線は利用せず、壁などのコンセントへ直接繋げてください。 電力供給が安定しない事で過放電の要因になっている可能性がございます。
本体側面図と各名称
バッテリー充電、電源周りの故障・障害のトラブルシューティング
端末の液晶ディスプレイを開いてください。約8秒前後で、Chrome OSが起動します。
Chrome OSが起動する場合、①から順番に進めてください。
Chrome OSが起動しない場合、③から順番に進めてください。
① ログイン画面が表示されたら、キーボード内の「Esc」キーと「更新 」キーを押したまま、左側面の電源ボタンを押します。
② リカバリーモード(以下画像を参照)が起動したら、手を放して、再度、左側面の電源ボタンを押します。これで、電源が完全に落ちた状態になります。
③ 液晶ディスプレイを閉じて、純正ACアダプターを左側面のType-Cポートへ接続します。
④ 左側面の電源ボタン脇にある、電源LEDランプの状態を確認します。
(ア) LEDランプが点灯する場合
正常に給電されています。液晶ディスプレイを閉じたまま、3時間ほど充電してください。 過放電の場合、これで症状は解消します。充電後、液晶ディスプレイを開いて、8秒前後お待ちいただき、Chrome OSが起動する、並びに、充電が溜まっていれば、正常です。
Chrome OSが起動しない、或いは、充電が溜まっていない場合、ハード故障の可能性がありますので、サポートセンターまでご連絡ください。
(イ) LEDランプが消灯(反応しない)、又は、点滅する場合
左側面のType-Cポートに接続した純正ACアダプターを外し、右側面のType-Cポートに接続して、再度、LEDランプの状態を確認してください。
左右ポートの両方、或いは、いずれか片方で、LEDランプが反応しない、又は点滅する場合、ハード故障の可能性がありますので、サポートセンターまでご連絡ください。
【注意点】
左右ポートの両方で、LEDランプが消灯(反応しない)の場合、純正ACアダプター側の故障の恐れもございます。
その際は、正常に充電できる純正ACアダプターと切り替えて、改めてLEDランプの状態を確認してください。
補足事項
・予備機運用等で、長期間に渡り、バッテリー充電せずに端末を保管する場合、過放電になりがちです。定期的に充電いただく事で、過放電は抑止できます。
万が一、過放電になった場合、短時間の充電では端末は起動しません。予め、3時間ほど充電してから端末をご利用ください。
・保管庫の電源規格、庫内のOAタップ、充電管理設定(輪番充電)など、接続した端末にきちんと給電、充電できる状態になっているかご確認ください。
・Chromebook(クロームブック)は、電源を起動するために電源ボタンを押す必要はございません。
液晶ディスプレイを開くと、自動的に電源は起動し、約8秒前後で、Chrome OSが立ち上がります。
OS立ち上がりまでの間、電源ボタンを押してしまうと、電源を切ってしまう恐れがあります。